ハーレム・オア・デス 03

保健室に恐る恐る入る。
「あら、伊丹君どうしたの?」
あれ?怒られない。先生どうしたんだ結婚でも決まったのか?
それよりも、俺は身体測定を受けていないんだ。育ちざかりだからな。自分がどれくらい伸びたか怒られてでも知りたいてっもんだ。
「先生、僕身体測定受けてれないんですけど」
「え?何言ってるの?測定書にちゃんと書いてあったわよ」
おいおいどうなってやがんだ。俺は身体測定中ずっとトイレに居たんだぞ。そんなはずないじゃないか。
「たくさん伸びたからうれしかったんでしょ。だから見に来たと」
「でも、よく私に顔を見せられたわね」
「へ?」
「さっき『あのババア結婚できるわけないのに』って云ってたそうじゃないの」
「遊佐君と神保君に聞いたんだからね」
云ってません先生濡れ衣です。
くそっ。逃げるか。
「先生、すみませんでしたー」
「あっ、こら待ちなさい」
誰が怒られるために待つかよ。
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放課後